大雨や台風など、外遊びに出られない日が続くときってありますよね。
元気いっぱいなこどもたちと1日中室内で過ごさないといけない…、さて、なにしよう?
そんな日は、こどもと一緒にペーパークラフトを作ってみてはいかがでしょうか。
国立研究開発法人 水産研究・教育機構キッズページでは、オリジナルペーパークラフトが無料でダウンロードできます。
まるで図鑑から飛び出してきたような、リアルタイプの立体的な海の生き物たち。
「うちの子は魚といえば切り身だと思ってる」「魚の名前って実は私もよく分からない」というみなさん。ペーパークラフトなら3次元で「この魚は面白い形してるね」などと、こどもと一緒に楽しみながら学べます。
この機会に、おうち時間を活用して遊びながら「食育」もしちゃいましょう。
食育にとって妊娠中~乳幼児期がもっとも重要な理由
最近、テレビやニュースなどでもよく見かける「食育」。
今は小学校の授業でも取り上げられていて、親として知らないじゃ済まないっ⁉
しかも食育基本法ができた6月を毎年「食育月間」としています。
農林水産省:生きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎となるもので、健全な食生活を実現することができる人間を育てることを目指す。
文部科学省:子どもたちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身に付けることができるよう、学校でも積極的に取り組む。
厚生労働省の第4次食育推進基本計画:妊娠期や授乳期は、食生活を見直す契機となりやすいことや、親となる若い世代が、栄養・食生活に関する知識や取組を次世代につなげていくことが重要である。加えて、乳幼児期は成長や発達が著しく、生涯にわたる健康づくりの基盤となる重要な時期。
以上の内容をまとめると、
食育とは、「生きていく上で、様々な『食』に関する正しい知識を養い、健康な身体と心の基本となる食習慣を身につけてもらうための教育。しかも妊娠中~乳幼児期が重要である」ということのようです。
とはいえ、家庭でどうやってお子さんに「食育」したらいいんだろう、ってなりますよね。
海の生き物のペーパークラフトで「食」とのつながりを学習
日本は海に囲まれた国で、四季を通じてさまざまな魚が獲れます。そう頻繁でなくともお寿司屋さんに行ったり、食卓に魚料理が登場したりしますよね。
そんな毎日の食生活に密着したところからまずはスタート!
たとえば、海の生き物に興味があったり工作好きなお子さんなら、水産研究・教育機構キッズページにあるオリジナルペーパークラフトがおすすめです。海と魚や水産業についての豆知識も載っており、大人も勉強になります。
できあがったら、大切にお部屋に飾るもよし、魚屋さんごっこや釣り遊びをするのもよし。
難易度は★1~★8まであります。最難度★8のズワイガニなど、難易度によって作れる海の生き物たちは50種類以上。
腕に自信ありなパパ&ママは、まずは小手調べに★3あたりからどうぞ。
工作は苦手かも…という方は、★1のマンボウやアオウミガメのこどもなどはどうでしょう。
準備する道具
- 糊
- ハサミとカッターナイフ
- つまようじ
- ピンセット(あれば)
まずは、好きな生き物をチョイスし、A4サイズの紙に、カラーでプリントアウト。
このとき、輪郭がなだらかでヒレやトゲなどが少ないものの方が簡単に切り抜けます。
こどもと一緒に作るとき、ハサミやカッターナイフは危険なので、前日などにパーツを切り抜いて下準備しておくのも手です。
糊ですが、細かいところはつまようじなどですくって塗ったりします。使いたい分だけ出しておけるチューブタイプのでんぷん糊が使いやすかったです。
工作はわりと得意な方です。切り抜き~完成まで、所要時間は約1時間でした。
プリントアウトした用紙に、作り方のコツが書かれているので、最後まで捨てずに要チェック。
1
先にハサミを使っておおまかなラインを切り抜き、細かい部分はカッターナイフで作業していきます。(カッターナイフを使用するときは、机を傷つけないように、カッター用のマットなどを敷いて作業しましょう)
2
何も考えずに見た目で選んだマダイ。シャープなヒレなどが細かくあり、カッターナイフを使っての切り抜き作業が多く、意外と時間がかかりました💦
3
プリントアウトした用紙に書いてある注意書きどおりに、糊をつけ貼り合わせていきましょう。マダイはしっぽから作るように指示アリ。
4
5
6
緊張の瞬間…頭部のフチ内側にぐるっと糊をつけて、胴体とそっと貼り合わせます。
最後にヒレを付けたらできあがりです。
7
胴体は空洞になっているため、こどもがギュッと掴んだら、すぐにペチャンコです。
こどもの頃、プラモデルを作った経験がある方や幼児向け雑誌のふろくづくり、折り紙などの工作が得意な方は結構楽しめます。