北海道はクラフトビール(地ビール)の宝庫。
その数、約40種類も作られていることをご存知でしょうか。
北海道の大自然で育まれた麦を使って作られた様々なビールはどれも個性的。作り手の情熱を感じる味わいと、オシャレなパッケージデザインのビールをご紹介します。
目次
大雪ピルスナー/大雪地ビール(旭川市)
北海道・旭川市に1996年に生まれました。『郷土を愛する心が育てた地ビール』 をコンセプトに、地元近郊の素材と大雪山の水を使って店内で醸造されています。
大雪地ビールでは、
- 大雪ピルスナー
- ケラ・ピルカ
- 富良野大麦
- 萌芽
- 黒岳
と、5種類のビールを醸造しています。
今回のおすすめは「大雪ピルスナー」。
厳選されたモルトを100%使用した大雪地ビールを代表するビールです。
下面発酵という発酵方法で長期熟成させ、キレを出す為にろ過しているので、味わいはキリっとしていてのど越しが気持ちいい!飲みごたえのあるビールです。
旭川市といえば、旭山動物園。瓶のパッケージはかわいいしろくまの写真なので、お土産にもぴったりです。旭川や動物園の雰囲気も味わいながら呑んでみませんか?
■商品名:「麦の畑セット」3種類の小さめ地ビールを2本づつ詰め合わせたセット(大雪ピルスナー/ケラ・ピルカ/富良野大麦)
■価格:4,980円(税込・送料込)
■オンラインショップ:大雪地ビール館 オンラインショップ
Wild Sheep Chase /美深白樺ブルワリー(中川郡美深町)
人口約4,000人余りの北海道中川郡美深町。築90年以上の古いレンガ造りの倉庫をリノベーションして作った日本最北端のクラフトビールブルワリー「美深白樺ブルワリー」は、2019年の夏から醸造がスタートしました。
今回筆者が購入したビールは「Wild Sheep Chase」。
直訳すると「羊をめぐる冒険」という意味合いがあり、美深町がモデルとされている作家・村上春樹さんの小説タイトルから、その名前が付けられています。ラベルの羊と森の中をイメージさせるデザインがとってもステキです。
このビールには美深町の特産品でもある「白樺樹液」が含まれています。味わいは、濃厚ながら優しく甘やかでフルーティー。香りも豊かな味わいです。
美深白樺ブルワリーのビールは
- WHITE LINES
- Wild Sheep Chase
- 風 和 (ふうわ)
の、3種類が代表的なものです。
店頭では季節限定のビールや、コラボビールなどの販売もあります。
Sawamachi Ale(サワマチエール) /余市ビールクラフトワークス(余市町)
北海道・余市町といえば「ニッカウヰスキー」でも有名ですね。
また、果樹園が多くぶどうの生産が盛んなため、ワインの生産地としても知られています。
そんな地元で農家を営むオーナーが、2021年にクラフトビールブランドを立ち上げました。
積丹岳の雪解け水(伏流水)を使って醸造し、各ビールには余市の名前がついています。
- サワマチエール
- フゴッペ スタウト
- モイレヴァイツェン
- ノボリファーム ハウスエール
- シリパIPA
- イリフネヘイジーIPA
この6種類が定番商品です。
筆者は「サワマチエール」をいただいてみました。
サワマチ=沢町とは、余市町にあった昔の中心地のこと。柑橘系の香りを感じるアメリカンペールエールは飲みやすく、ビールならではのホップの味がしました。
スタイリッシュな黄色いラベルデザインにも惹かれますね!
■商品名:「余市ビール合同会社」4種飲み比べセット(サワマチエール/フゴッペ スタウト/モイレヴァイツェン/シリパIPA)
■価格:2,596円(税込) 送料別
■オンラインショップ:有限会社酒本商店 yahooショップ店
フルーツエール「ハシカプ」/忽布古丹醸造(上富良野町)
忽布古丹(ホップコタン)醸造は、北海道・上富良野のクラフトビール醸造所。2017年から醸造がスタートしました。上富良野町ではホップを商用栽培していて、北海道では上富良野町だけ。
そんな貴重な地ホップ100%のクラフトビールは、ホップのフレーバーをしっかりと感じられる深い味わいの高品質なビールです。
定番商品は、
- upopo(ウポポ)
- nonno(ノンノ)
- haskap(ハシカプ)
の3つがあります。
筆者はきれいなピンク色が気になったので「haskap(ハシカプ)」を選びました。
グラスに注ぐと美しいハスカップ色です。
富良野産ハスカップの甘酸っぱさが伝わってきます。アルコール分は7%とちょっと高めですが、おいしさのあまりどんどん進みました。
女性におすすめの味わいかもしれません。
流氷ドラフト/網走ビール(網走市)
流氷の町・オホーツク海に面した網走市にある「網走ビール」は、1998年に創業されました。
冬の網走市の名物・流氷をイメージさせる「流氷ドラフト」は、仕込み水に流氷を使い、オホーツク海を思わせるブルーカラーになっています。
ちなみにこのブルーはくちなしの花を使った天然の着色です。
網走ビールにはほかにも、
- 新緑の季節をイメージしたグリーン色の「知床ドラフト」
- 網走産さくらんぼを使用したチェリーピンク色の「桜桃の雫」
- 黒色のスタウト「監極の黒」
をはじめとするカラフルなビールが揃います。
ブルーカラーの「流氷ドラフト」は、2008年2月に発売開始され、今もなお大変なヒット商品です。
また、期間限定商品「桜ドラフト」も映えるピンク色がSNSで話題になりました。
軽く飲みやすい味わいで、すっきりとした爽やかなビールです。ご紹介した写真は缶ビールですが、瓶タイプもありますよ。オンラインショップでチェックしてみてくださいね!
まとめ
北海道で作られたおすすめの”映え”系クラフトビールを5つ、ご紹介しました。
北海道は広大な大地と原材料が揃う土地。クラフトビールを呑むことで、きっと北海道の大自然を感じられることでしょう。
お休みの日に、自分へのご褒美に、ご家族やお友達との記念日にぜひお取り寄せしてみてはいかがでしょうか。
この記事を書いた人
北海道で暮らすフリーライター。趣味はキャンプと写真。北海道の景色とおいしい食べ物に囲まれながら、魅力を発信します。
※妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。
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