北海道在住、しょくーる編集部スタッフのオカモトです。
みなさん、「とうもろこしといえば、北海道」というイメージはありませんか?そう、日本で獲れるとうもろこしの約4割は、北海道産なんです!
わが家が北海道に引っ越して1年目の昨年夏、「本場の収穫体験をしてみたい!」と、2人の子どもを連れて、初めてのとうもろこし狩りに行ってきました!
この記事では収穫体験の様子にくわえ、収穫体験ができるレジャースポットもご紹介していきます。ぜひ最後までご覧ください♪
とうもろこしの収穫時期は?
とうもろこしが収穫できるのは、6月下旬~9月頃。
ベストシーズンは、本州では7月頃、北海道では8月下旬~9月下旬頃です。
昨年、わたしたちが収穫体験に行ったのは、9月の始め!
気候や生育状態などにより、収穫できる状況は変わってきますが、北海道のとうもろこしはちょうど旬の時期でした!
収穫体験はどこでできるの?
北海道内では、あらゆる所でとうもろこしが栽培されています!が、とうもろこし狩り体験ができる場所は限られており、予約が必要なところも。
「とうもろこし農園 体験」などと検索し、お出かけ先の情報を事前に調べておくのがおすすめですよ!
わたしたちが伺ったのは、札幌市にある「八剣山(はっけんざん)果樹園」です。
八剣山(はっけんざん)果樹園について
札幌の中心部から、車で40分ほどのところにある果樹園。
案内板を目印に、八剣山果樹園に到着すると、目の前には山頂がデコボコした不思議な形の山が。この山が八剣山です!山頂の峰が8本の剣のように見えるために、そう呼ばれているそうです。
【八剣山果樹園】
所在地:北海道札幌市南区砥山126番地
ホームページ:http://hakkenzan.jp/fruit/fruit.html
ここでは、とうもろこし狩りの他、いちご、さくらんぼ、プラム、じゃがいもなど季節によって違う収穫体験ができます。
乗馬ができる場所や釣り堀、バーベキューハウス、キャンプ場も併設されており、子連れレジャーにぴったりですね!(※予約の詳細などはホームページをご確認ください。)
こちらの八剣山果樹園、駐車料・入場料はありません!
収穫体験は事前予約も不要だったので、そのまま受付へ向かいました。
レポ① いざ!とうもろこし狩り体験へ!
畑の中には・・
受付でスタッフの方に声をかけると、すぐそばのとうもろこし畑へ案内してくださいました。
収穫用に借りたカゴを持って、畑の中へ!!
ところが、少しも進まないうちに、目の前の葉っぱの上にいたのは…巨大なクモ!そして、すぐそばの茎には、存在感のあるイモムシが!
そう、ここのとうもろこしは、無農薬で栽培されています。虫たちにとって、とても暮らしやすい場所なんです。
住宅街で育ち、あまり大きな虫に慣れていないわが子たち。すっかり顔がこわばり、身を寄せ合ったまま固まってしまいました。
葉っぱは硬くてガサガサ!
一方、夫とわたしはワクワク!葉をかき分けながらどんどん進みます。
ホームページに、「長袖の着用がおすすめ」と書いてあったので、薄手の長袖を羽織っていたのですが、正解でした。
とうもろこしの葉は硬く、肌にあたると、ガサッとこすれる感触があります。お子さんや肌の弱い方は特に、肌の露出を控えた方が良いのかなと感じました。
下の子は、とうもろこしの葉でわたしの姿が見えなくなったとたん、「おかあさあああん!!」と泣き出してしまいました。
収穫初体験!
下の子をわたしの後ろに張り付けるようにしながら、なんとかなだめ、畑の奥へと足を踏み入れます。
「軽く握ってみて、パンパンに張っているものは実が詰まっているよ」というスタッフさんの言葉を参考に、収穫するとうもろこしを選びます。
収穫方法は簡単です!手でしっかり持ち、折ってひねるだけ。
斜め上に向かって生えているとうもろこしを、下方向に折ると、バキバキッと茎の繊維が切れる音がします。そのあと横方向にねじるようにすると、取ることができました。
収穫して手に持ったとたんに、茎からボタボタと水分が滴ってきてびっくり!
様子をうかがっていた子どもたちも、それそれ張りのあるとうもろこしを見つけ、おそるおそる手を伸ばしました。
虫がいないことを確認しつつ、下に折って、横にひねる!
「とれた!」と歓声を上げました。自分で取れたことが嬉しかったようで、子どもたち二人とも、ようやく笑顔に!
親族や友人に送る分も合わせ、計12本のとうもろこしを取りました。カゴに入れて畑を出ると、受付まで持っていきます。
八剣山果樹園では、収穫した分を購入するスタイルになっています。この時は、1本100円で購入できました!
「24時間以上たつとどんどん甘さが落ちるから、早めに食べてくださいね。今まで食べた中でいちばん美味しいとうもろこしだよ!」とのスタッフさんの言葉。
期待が膨らみます!
レポ② もぎたては格別!感動の実食
未体験の甘さ!
帰宅後、早速皮をむき、蒸し器で蒸してみました。(もちろん、ゆでてもOKです!)
湯気の立つ、熱々のとうもろこしは、見るからに美味しそう!鮮やかな黄色の一粒一粒が、つやつや輝いています。
期待を込めて、ひと口かじると…
パリっとはじける感触がしたとたん、口の中いっぱいに広がる甘み!
それも、想像していたものの何段階も上をいく甘さです。「これは何?」と思わず口走ってしまったほどでした。味が濃くて、みずみずしくて、とにかく美味しい!
「甘い!」「美味しい!」という言葉しか出ないまま夢中で食べ、あっという間に1人1本、完食!
スタッフさんの言葉どおり、私が今まで食べたとうもろこし史上最高の、感動ともいえる美味しさでした。
本州に住む親族と友人にも、早速発送。友人たちの口に入ったのは収穫して2~3日後でしたが、それでも「すごく甘くて、知っているとうもろこしと全然違う!」という感想をもらいました。
あまりに美味しかったため、翌週も同じ果樹園にとうもろこし狩りをしに行ったわが家でした。笑
北海道以外でもできるの?
とうもろこしは、北海道のほか、千葉や茨城、群馬、山梨などで多く栽培されています。
収穫体験を実施している場所も、関東、中部、関西地方など各地にありますよ。
とうもろこし狩りができる各地のおすすめ農園
滋賀県:アグリパーク竜王
滋賀県蒲生郡の国道沿いにある道の駅。
新品種の「ドルチェドリーム」の収穫体験ができます。当日のとうもろこし狩り受け入れ予定人数を、ツイッターで確認してからお出かけくださいね!
「体験交流型農業公園」として、果物狩りや米作り体験、動物とのふれあいなどもできるレジャー施設です。
とうもろこし狩りの期間:7月の土日祝日(予約不可。当日の先着順でご案内)
長野県:みはらしファーム
長野県伊那市にある農業公園。
もぎ取ったとうもろこしは、その場でゆでていただくことができるそう!シーズン中は無休ですが、事前予約が必須となっています。
公園内には温泉も!様々な収穫体験のほか、ジャムなどの手作り体験もできます。
とうもろこし狩りの期間:7月13日(土)~8月18日(日)予定
千葉県:ハナシマ農園
千葉県八街市にあるとうもろこし専門農園。
生で食べられる「フルーツとうもろこし」を栽培しています。ハナシマ農園のフルーツとうもろこしは、なんと糖度20度!収穫できる期間が短いとのことなので、ご予約はお早めに!
とうもろこし狩りの期間:6月23日頃~7月23日頃(予定:予約開始日未定)
まとめ
今回の体験を通して、とうもろこしがどんな場所に育ち、どのように収穫されるのかを身をもって知ることができました!
夏の温度や、カサカサした葉っぱ、土の匂い。自分でとった満足感と、初体験の味わい。
子どもたちも五感をたくさん使って、とうもろこしを感じられる体験になったと思います。
収穫の楽しさに加え、もぎたての美味しさを味わえる「とうもろこし狩り」。
夏のお出かけと食育体験に、いかがでしょうか??
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おまけ:今年の夏はとうもろこしご飯から
今年もスーパーに並び始めたとうもろこし。目についたとたん、思わず足を止めてしまいました。
一緒に買い物をしていた子どもたちからも「食べたい食べたい」のリクエスト。
どう食べようか悩んだ末、今回は子どもたちが大好きな「とうもろこしご飯」にしました!
わが家では、炊飯にはふだん土鍋を使っています。「萬古焼(ばんこやき)のごはん鍋」というものです。3合用です。
芯から実をそいで、芯もいっしょに炊き上げます。
ふたを開けると、ふわっといい香り!
甘くて美味しいとうもろこし。
丸ごと蒸したりゆでたりしたとうもろこしにガブっとかぶりつくのもいいですが、とうもろこしご飯の美味しさも捨てがたい…!
みなさんはどのように食べるのがお好きでしょうか?
お好みの食べ方で、ぜひみなさんも旬の美味しさを味わってくださいね。
この記事を書いた人 「愛情と栄養は惜しみなく!」をモットーに、お野菜大好き娘と、魚介をこよなく愛する息子を育てる二児の母。保育士資格あり。「手軽さ」を重視しながらも、なるべく化学調味料に頼らない食生活を心掛け中です。 夫の転勤を機に、今は大好きな北海道在住!一家であちこち北海道グルメを食べまわっています♪
オカモト(しょくーる編集部スタッフ)
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