冷蔵庫の中や食品庫を整理すると「うわぁ、賞味期限が切れてる!」「いつ調理したものか忘れちゃった…」なんて食品が見つかったりしませんか?
仕方なくゴミ箱へ直行してしまうこれらの食品は「フードロス」「食品ロス」と呼ばれるものになっていまいます。
経済的な面でもエコの面でも、“もったいない”食品のロスはできる限り減らしたいですね。
社会問題にもなっており、SDGs(持続可能な開発目標)でも、各国の共通課題となっています。
ここでは、フードロス削減を応援しながら、お得に買い物ができる8つのサイトを紹介します。
目次
食べチョク
「食べチョク」は品質にこだわる農家・漁師さんから旬の食材を「チョク」でお取り寄せできる通販サイトです。
- 有機栽培に取り組む農家
- 環境面から漁を考える漁業従事者
- 安全な餌で育てた肉を高級店向けに販売する畜産農家
など、全国2,800軒を超えるこだわりの生産者から、いちばん美味しいタイミングを見極めた旬の食材を取り寄せることができるサイトとして、知っている方も多いのではないでしょうか。
このサイトには、緊急事態宣言や自然災害などで、売上に影響が出ている生産者さんを応援するコーナーもあります。
利用すれば、フードロス削減にもつながりそうです。
食べチョク公式サイトはコチラ
豊洲市場ドットコム内 フードロス削減ドットコム
日本中から、魚介類をはじめ野菜・フルーツなど旬の食材が集まる豊洲市場。
規模の大きい市場だけに、大量に入荷しすぎて買い手が見つからないもの、わずかな傷で見た目が良くないだけの訳あり品、サイズが規格外…といった理由で行き場をなくした食材も毎日大量に出ています。
生鮮品なので、売れ残ったものはそのまま全てフードロスに…。
そんな豊洲市場で行き場を失った食材を提供してくれるのが、「豊洲市場ドットコム内 フードロス削減ドットコム」です。
豊洲の新鮮な食材から掘り出しものを見つけて、フードロスの削減にも貢献してみませんか?
豊洲市場ドットコム内 フードロス削減ドットコム公式サイトはコチラ
ロスゼロ
「ロスゼロ」は、賞味期限までの残り期間がやや短くなり、捨てられる運命にある食品がお得に手に入るフードシェアリングサイト。
食品メーカーが「このまま捨ててしまうのはもったいない。最後まで誰かに食べてもらえる機会があるなら…」と願いを込めて出品しています。
定価の5割~3割引きで、スイーツやお菓子を中心とした食品をお得に購入できます。
さらに賞味期限の近づいたものは、最終価格の「食べきり」コーナーで紹介されていますので、お気に入りの商品を半額以下で手に入れられるチャンスも!
ロスゼロ公式サイトはコチラ
PIARY(ピアリー)
緊急事態宣言などの影響で結婚式のキャンセルも相次ぎました。
引き出物となる予定だったお菓子などを、国内最大級の結婚式アイテム・ギフトの通販サイト「PIARY(ピアリー)」が買い取ってお得な価格で提供しています。
縁起物の高級食品をリーズナブルな価格で手に入れることができます。
このほか、ホテルやレストラン・旅館などの営業自粛で大量に発生したフードロス食材を格安で購入できるコーナーもあります。
ピアリー公式サイトはコチラ
おうちで観光グルメ
「おうちで観光グルメ!」は、観光客の減少や売り上げの落ち込みに苦しんでいる地域を応援するプロジェクト。
各地のお土産品や地域産品を100万人の会員向けに特別販売しています。会員登録は無料で、登録すると購入可能です。
掲載されているのは「地域が認めたおいしいグルメ」。
食品ロスを防ぎながら地方の生産者をサポート、しかも地域自慢の逸品グルメを送料込みのお得な値段で入手できます!
おうちで観光グルメ!公式サイトはコチラ
KURADASHI
「KURADASHI(クラダシ)」は、賞味期限が近づいた商品や販売時期のずれたギフト類など、従来メーカーが廃棄していた食品を買い取り、ユーザーにお得な価格で提供してくれるサイトです。
フードロス削減に賛同するメーカーから引き受けた商品を、最大97%オフで販売しています。
売上の3~5%を社会貢献活動団体へ寄付する社会貢献型のショッピングサイトで、食品、飲料だけでなく、美容・健康系のサプリ、日用品・雑貨、装飾品なども販売しています。
KURADASHI(クラダシ)公式サイトはコチラ
WakeAi(ワケアイ)
「WakeAi(ワケアイ)」は、生産者や飲食店、卸売業者、小売業者などが抱えてしまった在庫を、「訳アリ商品」として出品している通販サイト。
フードロスの削減も目標の一つとなっている、SDGsの実現も目指す「社会貢献型通販モール」です。
定価の5割~3割引きで購入でき、中には8割引の超掘り出し品も!
簡単な会員登録をするだけですぐに利用が可能です。
ユーザーとして事業者を応援しながらフードロスを削減でき、普段なかなか出会えないような食材や名品も見つけることができる場となっています。
WakeAi(ワケアイ)公式サイトはコチラ
Otameshi(オタメシ)
「Otameshi(オタメシ)」では、「まだ食べられるのに廃棄される食品」をメーカーから買い取り、手頃な価格で販売しています。
実は、メーカーと小売店の間には「3分の1ルール」があります。
消費者が賞味期限に敏感なあまり、賞味期限まで3分の1を切った商品は出荷できないという古くからの商慣習です。
そのため、賞味期限の3分の1を超えて納品できなかった食品は、まだ食べられるのに行き場を失い、廃棄される可能性が高くなります。
廃棄される食品を救済して、お手頃価格で販売するのが、このサイト。
食品だけでなく、美容・健康、日用品、ペット用品などが購入できます。
Otameshi(オタメシ)公式サイトはコチラ
TABETE(タベテ)
「TABETE(タベテ)」は、食品ロスが出そうな飲食店やパン屋さんなどと消費者をつなぐ食品シェアサービスです。
スマホのアプリで利用できます。
アプリを使って、近くでTABETEと提携しているお店を検索し、お店をお気に入り登録しておくと、ロスしそうな食品が出たときに「レスキュー依頼」が届きます。
購入する場合は、アプリで決済を済ませてお店に向かい、商品を引き取ります。
また、規格外の農産物や在庫過剰で余ってしまった食品や食材を、消費者に直売するサービスも行っています。
TABETE(タベテ)公式サイトはコチラ
まとめ
本来食べられるものが捨てられてしまう「フードロス」。
日本の食品廃棄物は年間で約2,759万トン。
そのうちまだ食べられるものは643万トン。
つまり、約4分の1がフードロスになっています。[出典:平成28年度食料需給表 - 農林水産省]
「年間643万トン」と聞くと、とても大きな数字に感じますが、日本人一人当たりにすると1日約140グラム、お茶碗1杯分です。
理論上は、ひとりひとりが毎日お茶碗1杯分の食品をムダにしなければ、日本のフードロスは解消できる計算です。
SDGs(持続可能な開発目標)でも、フードロス削減は世界の共通課題となっています。
食品の廃棄に関する問題は複雑で、簡単に解決できるものではありませんが、フードロス削減を応援するサイトを利用しながら、毎日の食卓を社会貢献につながる場にしてはいかがでしょうか。